正しい使い方1→産まれたての赤ちゃんが裸で使う
さて、今度は正しい使い方です。
もうこれは説明の余地なく正しい使い方ですね。産まれたての赤ちゃんは喋られませんが、心の中ではその大体がこの台詞のようなことを思いながら産まれてきています。お母さんのお腹から出てきた瞬間に、「オギャー」と泣き出してしまうのも、そのためです。
おそらくは、皆が服を着ているので、「なんでコイツ裸なの?」と言われているような気がしてしまうのでしょう。
新たな生命誕生に対して、周りは笑顔になっているだけなのに、当の本人は、なんだかあざけ笑われているように感じてしまっているというわけです。
でもこれは、人生最初の怒りとしては極めて正しい反応だと言えます。
苦しい思いをして産まれてきた方からすれば、「もうちょっと慎めよ」と思うのが、当然と言えば当然の感情だからです。
人生経験の短さゆえと、親馬鹿根性丸出しで納得し、「正しいのよ!あぁヨチヨチ!」と、ガラガラを振ってご機嫌取りをするのも、ここはアリでしょう。
ただし、そこから先の甘やかしは絶対に金物です。
誤字の文字通り、大人になってからポロっと出してしまう恐れがあります。そうなると、ガラガラじゃどうしようもありません。
その場合は、例の銀色のジャラジャラが手首にかかることになります。
正しい使い方2→お風呂に入る時、裸になって使う
読者様も大方の予想はついていたでしょうが、これは鉄板です。むしろ、服を着てちゃいけません。体を洗う時以外に体にタオルを巻くのも基本的にはNGです。
ただ残念なことに、風呂に入っておきながら、「裸で何が悪い!」と答えられる場面自体が、この地球上にはほとんど存在しません。
ですが、決してあきらめないで欲しいと思います。人間には一夜の過ちというものがあります。可能性は決してゼロではありません。
だから、もしも、そんな万が一の場面に遭遇してしまったら、どうか、この台詞を使って欲しいと思います。そして、どうか裸で湯船に浸かって欲しいと思います。
貴方には何も攻められる謂れはありません。もし、その時に警察官が現場に踏み込んできても、それは確実に警察の方が悪いのです。
但し、そこが水着を着て入るタイプのお風呂の場合は話は別です。どうか心から反省して欲しいと思います。
裸になったその理由に悪い場合があるだけ。
はい、以上です。
場合分けして論じると、このようになりました。このコラムを読んだことで、『裸で何が悪い!』も時と場合を選び、使い方を間違えなければ、良い意味の言葉として使えることが、良くお分かり頂けたのではないでしょうか。
ただ、その2でも申し上げた通り、使う場面はなかなかないかもしれません。
「裸一貫から財を築いた」ぐらいなら、まだチャンスはあっても、「裸で財を築いた」という台詞になると、使える職業が限られてくるのと一緒です。
でも、本当に『裸で財を築いた』方であるならば、ひょっとしたら、使う機会があるかもしれません。この場合は正しい使い方に当たります。
なぜなら、たとえ裸になって稼ぐ職業であっても、それが犯罪要素のないものであれば、立派に社会の役に立っているからです。
だから、もし自分がそういった職業で、そのことを馬鹿にされるようなことがあったら、「裸で何が悪い!」と言ってやりましょう。
そうです。
そういう意味では、この場合が『正しい使い方編』の二つなんかよりも、ずっと正しい『裸で何が悪い!』の使い方になります。
裸は悪くありません。裸になったその理由に悪い場合があるだけなのです。こ
れって何だか、ナイフが悪いんじゃなくて、ナイフを使う人間が悪いという理論に似ていますね。














