お題其の三『裸で何が悪い!』

裸で何が悪い!……こんなライブな話題を、当新聞で取り上げるのは、これが初めてかもしれません。
もう皆さんご存知のことなので、どういった事件の中で飛び出た台詞なのかはあえて触れませんが、この台詞自体には着目して、コラムを書きしたためて参りたいと思います。
なぜならば、この台詞そのものは、そんなに間違ったことを言っているようには思えないからです。正しい使い方をすれば、深みのある名言にも成り得るような気さえします。
ただ、この表現の仕方ですと、少々誤解を受けそうですので、今回はこの台詞の奥深さを間違った使い方と、正しい使い方に分けて、論じてみることにしました。
これで多い日も安心ですね。
間違った使い方1→公園という場所で裸になって使う。
これはいけませんね。時間帯、周りの状況に関係なく、間違った使い方だと思います。
『公園』という字は、公(おおやけ)の園(その)と書くんです。そのような公の園(公の場ともいう)で、秘密の花園を曝すようなことをしてはいけません。よっぽどの事情がある場合を除いては、花園の秘密は守られて然るべきです。
花園を目指すと公言しているラグビー部員達でさえ、秘密の方のモノはきちんとしまってから、戦っています。
ただ、公共の安全のために通報はしつつも、「裸で何が悪い!」の後に「それは悪くないけど場所が悪かったね」といった、心温まる言葉を送る余裕のある男になるのはアリかもしれません。
間違った使い方2→飲みの席で裸になって使う。
最近でこそ少なくなりましたが、まだまだこの言葉「裸で何が悪い!」が使われる機会が豊富なのが、この飲みの席です。
『脱ぎキャラ』なんていう、一見可愛らしい呼び名も日本文化に定着しています。
しかしながら、そのチャーミングな響きに騙されてはいけません。上記と同様、これも立派な犯罪になります。
確かに酔っ払って来ると、体が火照ってしまうのは分かりますが、この発達した文明社会では、原始的な解決方法を取る必要はどこにもありません。
今をときめく現代人の嗜みとしては、熱さましに周囲からの冷たい視線を利用するのではなく、冷房という名の文明の利器を使うのが、筋というものです。
「ママの膝より、熱さまシート」
脱ぎキャラの人には、そう言って注意してあげましょう。たぶん、かえって混乱してしまうと思いますが。














