第一回エア彼女選手権in神奈川、初の王者は……

6月吉日。おそらく日本では初の試みでなるであろう『第一回エア彼女選手権in神奈川』がめでたく開催された。
開会の弁を行ったのは、主催者であるFunny news担当者。当初はリラックスムードであった全3名の選手だが、選手権の詳しいルールが発表すると、食い入るように聞き入っていた。
因みに審査員は、不運にもその場(選手を急募した某大学の食堂)に居合わせてしまった彼らの女友達(彼氏アリ)である。
この審査員を除いては、各々の意気込みは十分過ぎるほどであった。
第一回エア彼女選手権のルール

選手権のルールは実に単純明快である。かの有名なエアギター大会のギターが彼女に変わっただけだ。
選手達はそれぞれ架空の彼女を作り出し、実際にデート等を行い、表現力、行動力、ストーリー性の3要素を競う(台詞アリ)ことになる。
選手権会場

選手権は国際エア彼女選手権委員会の協議の結果、一人暮らしをしている参加選手の自宅の一室で行われることになった。
なお、その家の持ち主の彼(三山選手)は、審査員が来たことで、今回初めて女性を家に入れることが出来たとのこと。
本誌記者のイチ押しは童貞の三山浩二選手。
生島昭一(仮名)20歳
全選手の中で唯一女の子と二人きりで遊んだことがあるという有力選手。顔の話は別にして、リアルな表現力という面においてはある程度イケメンだといえよう。所属が、高度な想像力が要求される文学部であるという点にも期待したい。
★渡辺雅司(仮名)21歳
そこそこのイケメンで女友達も多いが、何故か彼女ができたことがない。性格が乙女系であるというのが、おそらくその原因だろう。そのため、選手達の間では、ある重大な疑惑が持たれている。この疑惑解消に賭ける想いが一番の強み。
★三山浩二(仮名)22歳
髭の濃さにおいては、右にも左にも出るものがいないほどの男の中の男。女性で唯一電話番号を知っているのは、お母さんだけだと豪語する。ありとあらゆる想像力が要求されるこの選手権の出場者の中では、妄想歴から見て間違いなく優勝候補。
審査員は弱冠20歳のあの小林真紀!
☆小林真紀(仮名)20歳
高校卒業時に彼氏と別れた後、すぐ大学の新勧コンパで新しい彼氏を作ったという強者。恋愛経験も豊富で、かつ物事をハッキリ言うタイプなので、審査員としてはこれ以上ない逸材である。ちなみに彼女は、選手権の審査員を引き受ける条件として、『高価な食べ物を奢る』を記者に突き付けている。
選手権は予想以上の気持ち悪い展開に!!

厳正なる抽選の結果、期待の若手、生島昭一から選手権はスタートされることとなった。
トップバッターということで、生島選手には多少の固さが見られたが、駅で切符を買う場面から冷静にエア彼女を牽引するなど、滑り出しとしてはまずまずといったところまで、その後体制を持ち直す。
いよいよ改札を通過するという場面では、オクラホマミキサーのような形で手を繋ぎながら、横並びに二人で通過するという、表現力の高さも見せつけた。
ただ、デートの行き先が無難な映画館であったことがマイナスポイント。選択した映画が『タイタニック』であったことも、古過ぎる上にベッタベタな展開で審査員の心象を悪くしたようだ。
しかしながら、最後の別れ際の投げキッスの場面では、どうにか審査員の心を掴むことが出来たようで一安心。自分の心臓に手をやった後に、その手を使って投げキッスをしての台詞「じゃあな!」には、審査員を含めた一同が一斉に涙するという場面もあった。














