逃亡・捜索中の恋愛について
パークマンさんの回答「恋する暇もなかったといえば嘘になる」
恋する暇もなかったといえば嘘になる。
逃亡中、結構な数の女性に心を奪われた。半ズボンのせいで、時には肉体的に大変な事態になったこともあったほどだ。
でも、私には鬼から隠れるという義務があったから、気になる女性がいても関係が進展したことは一度もない。見つけられる側の人間が見つけた恋なんてそんなものだ。
もちろん、現在においても女性経験は皆無で、誇り高き童貞を貫き続けている。
オールORナッシング。
おそらくは、それがかくれんぼという名のリングの掟なのだろう。
山口さんの回答「スナックのママに惚れられているような予感がある」
現在も実家暮らしだから、もちろん妻子はいない。
ただ、若い頃にはパークを追いかけるよりもハクい女のケツを追いかけることに夢中になっていた。
言うまでもなく結果は惨敗。『職業、鬼』という、わけのわからん男についこれる女性というのは、なかなかいないものだ。
ただ、最近通い出したスナックのママに惚れられているような予感があるというのは、一応アピールしておく。
今回のことも是非アケミに自慢してやりたい。
今後の生活について
パークマンさんの回答「この先には素晴らしい毎日が待っている」
とにかく休みたい。あとは、ネットカフェに戻って、読みかけの『タッチ』の続きを読むことになると思う。
『隠れなくても良い』という緊張感のない生活が、どのようなものなのかはすぐには想像できないが、この先には素晴らしい毎日が待っているという確信みたいなものはある。
タイミングを見て愛しのママンにも会いにいく予定だ。
グッチーとの関係については、本当はこれっきりにしたいところではあるが、先ほど聞いたアケミのことが妙に気になるので、これからも友達として一応はやっていくつもり。
オーマイフレンド。奢ってくれ。
山口さんの回答「新たに就職するつもりは全くない」
おそらく、パークを発見する前と大して変わらない日常が待っていると思う。
適当に遊んで、適当に家に帰る。
今回のことで、人生の目的を全て達成してしまったような虚無感があるので、新たに就職するつもりも全くない。
でも、今日に関してはアケミにこのことを自慢して、お祝いにボトルの一つでも入れてやろうとは思っている。その費用は当然パーク持ちだ。
ただ、今晩アケミのところに寄った後は、パークとは疎遠になってしまうかもしれない。明日には家のパソコンが直る予定なので、今回のようにネットカフェで偶然出くわすという可能性も低くなるだろう。
ネットゲームが一段落して、暇があったらまた会ってやってももいい。
「もう30年も隠れ続けてきたんだ。もう十分だ」

記者会見は、会見終了時に促された二人の握手をもって、感動のフィナーレとなった。
帰り際に記者から問いかけられた「もうかくれんぼはやらないんですか?」との質問には、「もう30年も隠れ続けてきたんだ。もう十分だ」とパークマンさんは回答している。
その後の二人の行方は定かではないが、ある目撃情報によると、二人は会見後に行ったスナックアケミの料金を支払い切れず、今度は二人揃って鬼のような取立てから、かくれんぼをするハメになってしまったとのこと。
もし、それが事実であるとしたら、そのあたりの徹底ぶりは、つくづく『かくれんぼの鬼』である。

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